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どしどしご応募ください

未来が近づく寿司屋、はま寿司

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寿司が好きだ。

たまに近所のスシローに行くのだが、すこし離れたところに はま寿司があると知ったので行ってみた。初・はま寿司。

 

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店内に入るとPepper君がお出迎えしてくれた。

当然だが機械音声で「いらっしゃいませ」と言ってくれる。

ジーンズメイトも入店すると機械音声で「いらっしゃいませ」と言うが、あれよりかは温かみのある声だった。だが、スピーカーを通したデジタルなボイスであることには変わりはない。

ジーンズメイトのシステムは誤認識で入店時に「ありがとうございました」と言うことがままあったが、Pepper君はそういうミスはしないでほしい。

 

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隣には完全にアイデンティティを失われ、単なる案内表示と劇的退化をした発券機が佇んでおり、小学生が作ったパワポみたいな画面で案内を促していた。

画面両脇の「反応しない場合は爪の先で押しください」という剥げ脱字テプラが哀しさを際立たせる。

 

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ならばこの発券機は必要ないのでは?と思いきや、Pepper君備え付けのiPadで受付を済ませたあと、隣の機械から券が出てきた。

元発券機にはまだ発券機としてのアイデンティティはギリギリ保たれていた。

彼らはふたりで一つ。

「だったらPepperいらねえじゃねえか!」とかいう野暮なことは言わない。ふたり仲良くはま寿司の繁栄を支えていってほしい。

いつかPepper君が紙ロールを持って券を出してくれる日が来るのだろうか。

未来の訪れは悲しくもある。

 

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Pepper君を操作していたら店員がやって来て案内してくれるのかと思ったけど来なかった。

「9番席、1名様ご案内です」的な音声が店内に流れ、席に着く。机にもPepper君がいた。

誰にも会わずに寿司が食える。それがいいことなのか悪いことなのかはわからないが、クラスに誰も友達がいなかった高2のときに定期試験を受けて、部活もないので登校から下校まで誰とも会話せず帰った日のことを思い出した。

 

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未来が近づいていた受付とは打って変わって、注文システムのUIは昔懐かしさが漂っていた。こじんまりとしたモニタとMSゴシック。フォントへのこだわりが一切感じられないのが逆に親近感が持てる。

 

一人用席の向かいはテーブル席になっており、隙間からLINEのトーク画面をスクロールさせながらダラダラしている男子高校生が見え、ちょっと目が合った。

 

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モニタ下に目を向けるとスーパーの醤油売り場のような光景があった。

特製だし醤油、濃口醤油、日高昆布醤油、甘口さしみ醤油、ポン酢といった醤油の専門店かと見紛うくらいのラインナップ。ボトルに付着した醤油や商品むき出しのあらびきコショーや一味と相まってファストフード感がする。脳内で松屋の卓上調味料の群れがフェードインしてきた。

 

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つぶ貝、アジ、えんがわ、ほっき貝、生さば、一貫90円の中トロといった寿司を写真を撮るのも面倒になってひたすら食いまくっていたら、目の前をハンバーグ寿司が通過した。

 

そういえば、ああいったジャンキーな寿司はスシローでもほとんど食べたことがない。

ご注文品という皿に乗っていたので、誰かが注文したのだろう。

誰かが注文したということはおいしいのかもしれない。

 

ジャンク寿司を食べてみよう。

 

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さっき見たハンバーグ寿司はその名の通り“ハンバーグ”だった。

ケチな性分でいやになるが、原価を意識して隣のチーズハンバーグを注文した。

 

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お皿の和風な柄と油絵みたいな濃いチーズが乗ったハンバーグ寿司の似合わなさ。白と茶色と黄色だけで描ける。

チーズハンバーグの味がした。

 

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こちらは炭火焼き牛カルビマヨ。炭火焼き牛カルビもあったがマヨをプラスしたことでより一層ジャンキーな見た目に。肉がでかすぎてシャリが見えない。

普通にうまい。こう例えていいのかは知らないが、牛めしの味がした。

 

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ところで、はま寿司では注文した寿司が届くとこういった画面が出て、白、黒、白、黒、と明滅する。太鼓の音がドンドン鳴り、視覚と聴覚の両方から到着を訴えてくる。

それがなんだかかわいらしかった。

 

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口がゴチャゴチャしてしまったので、最後はアジでスパッと終わらせた。

  

会計もPepper君がやってくれるのかと思ったが、お婆ちゃんの店員さんが来てくれた。

人間としては、皿を数えたり会計したりするほうをロボットにやってほしいと思われるが、Pepper君にはまだ早いのかな。

 

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まだ食べきれていないジャンクメニューがたくさんあったので、今後も定期的にはま寿司と触れ合っていきたい。ローストビーフ軍艦とか絶対うまいに決まってる。

 

 

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あとこれ、使いどころなかったのでここに貼ります。

未来のはま寿司は宇宙にも出店してほしい。

Pepper君がいる時点で、いま一番宇宙に近い寿司屋は間違いなくはま寿司なので。

 

 

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その3日後、パソコンが突然起動しなくなった。

Appleサポートに連絡し、その人の言うとおりOSを再インストールし直したが無駄だった。

やむを得ずバックアップから復元しようと思ったが、たまにしかバックアップを取っていなかったせいで去年の2月のものだった。なんでかっちり一年前なんだよ。

一からになるよりかはマシなのでそれで復元したら無事起動したのだが、iTunesのプレイリストがごっそり消えてしまった。ショック。

この記事も書いている途中でSafariが落ち、バッコリ消えてしまった。俺は機械に嫌われている。

はま寿司は俺より先にいる。