杉本博司 ロスト・ヒューマン(東京都写真美術館)

2016/09/08

杉本博司 ロスト・ヒューマン(東京都写真美術館)。


リニューアルしたと聞いて行ってみたがリニューアルもくそも初めて行くのでどのくらい変わったのかわからず。でも内装とかきれいだから結構変わってるんだろう。


ひいては不勉強ながら杉本博司氏のことも存じておらず、非常にニュートラルな、フラットな状態で恵比寿へ。


途中、恵比寿周辺のスポットが載っている案内板に、「東京都写真美術館 休業中」と書いてあったがチェックしてないのかよ。


意外とでかい。

そして、意外と高尚な雰囲気。

いらっしゃいませと出迎えられ、賓客の気分。

しかし、クレーマー的な意見になってしまうが入って早々「傘の持ち込みはご遠慮いただいています…」と、傘立てを案内されるが、わかってるのに。今傘入れようと思ったのに…となった。


ロスト・ヒューマンのみの料金を払って3Fへ。


ロビーに職員以外がいなかったのでガラガラか?と思ったが、展示室のなかにはそこそこのお客さんが。結構賑わっとる。


単なる写真展だと思っていたが、なんか不気味なインスタレーションだった。思想が強い。


代筆者のリストに“極楽とんぼ 加藤浩次”と書いてあるのが微笑ましい。“加藤浩次”ではなくて。


作品リストを見てみたら出展の記載がないものは作者蔵とある。ほとんど出展がない。てことはほぼ自分のコレクションじゃないか。なんなんだこの人は。


“30分に一度 オウムが喋ります”との表記の通り、突然何やら喋りだす。


ロブスターも突然立ち上がって歌を歌い出す。ヒューマンがロストされた枯れ漁場で。このロブスター、どこかで見たことがある。


突然客を集めたかと思いきやいかがわしい発電装置でいかがわしい電気をいかがわしくバチバチさせる。

何ぞ何ぞと寄りて見てた客が「なんだ、これだけか」という顔をして散っていく。俺も然り。


あと特筆すべきなのは束芋の書き文字がめちゃくちゃ奇特すぎる、ってことかな。


展示室内を一周。


出口と入口に同じ写真。


ロビーにあるでっかい地球、あれも展示の一部なんだな。加藤の文字は見つけられなかったけど。




続いて2Fの展示へ。

こちらも杉本氏によるもの。

まず、自動ドアが、なんだあれ。黒い。中が見えない。開いたら開いたで中も真っ暗。


廃墟の劇場だ。と、下にキャプション。物語の一節。と方丈記やらの一文。なんだかよくわからない。


両端の壁が淡く光っている。

よく見ると客が出入りしているので、行ってみる。

仏。がいっぱい。


と、角のほうにガラスでできた謎の物体。

そばにいた学芸員の方に「これは何ですか」と聞いてみる。


これは五重塔で、水やら火やらを表していて、三十三間堂が反射してて、中にさっき2回も見た水平線の写真を入れているらしい。

なるほどぉ、と言っていたがよくわからなかった。


この隔たりを境に、こちらが和で向こうの劇場が洋、っていうことはわかった。

この壁はもともとないのか?わからない。


まあざっと見て、ショップなどを見ているとアンケートにお答えいただけませんかと話しかけられる。


街中では俄然断るが今回は受ける。

むしろ、めちゃめちゃ親身に答えた。

そこで知ったが、旗や看板にやたら書かれていた“TOP MUSEUM”って都写美の新しい愛称だそうだ。


21美(まるびぃ)もそうだけど、なんだそれは?というネーミングだな。そもそも愛称って他の人が勝手に呼び出して浸透するものでは??

自分からこういうあだ名で呼んでねって言ってるようなもんだぞ。